もんぽでの出会い

朝晩せっせともんぽしなもんの散歩)をしていますと、色んな人に遭遇します。
しなもんは見かけがデフォルトで笑っているうえに人なつっこいものだから、たくさんの人が「可愛いねえ」「なでていいですか」とか言って近付いてきます。
見ず知らずの人と話すのが嫌いな飼い主は、結構そっけなく対応するのですが、たまに気が向いたときはひとしきりお喋りします。その辺、相手を選んでいるなあ、と自分でも思います。
今日出会ったのは、昨夜、2年つきあっていた彼女と破局を迎えてひと晩のみ明かしていた、という酔っ払いのオーストラリア人でした。
コーギーが大好きらしく、食べていたフライドチキンをちぎってはしなもんにくれて、「寂しいからしばらく一緒に歩いていいか」と言ってこられました。
"Now I'm lonely. 2 years are long. But it's finished. "
とかなんとか言っておりました。
2年つきあっていた恋人と別れたて・・・。かなりショッキングな出来事で平静を失うのも理解できます。見ず知らずの犬連れに話しかけてしまうほど寂しかったんですね。英会話の練習にもなることだし、と思っていつものコースにお供させてあげました。
結局、町内半周分ぐらいを喋って歩いたのですが、酔っていなければ、かなり真面目な良い人なのでは、と思いました。
とはいえ、私には私の日常があって、自分の日曜日を過ごす必要がありますので、しどろもどろの英語で
"I don't know how to express...but I think someday you can get over her."
と、励ましの言葉をなんとか伝えました。すると
"You are very nice person."
とかなんとか感激しておられました。で、さよならして帰ってきました。
ちなみに上記のセリフは、なんかの洋楽の歌詞にあった表現を使ったものです。覚えててよかったわ。まさかこんな場面で活用できるとは・・・。
これも何かの出逢いですね。

ところでしなもんも犬同士の出会いを体験するわけですが、こちらはいたってシンプルで、すれ違うときにオス同士ならガウガウガウーと喧嘩をし、相手がメスならお尻を追い回して嫌がられるとい図式。分かりやすいなあ。
ちなみにしなもんは、ゴールデンレトリバーのような、でっかいメス犬が大、大、大好きなんです。どうも同じサイズのコーギーやそれ以下の犬には興味がないらしい。マザコンなんでしょうか。
でっかいメス犬に出逢うと、しなもん君、本気で気に入った相手には彼女の胸ぐらあたりにボイ〜ン、とジャンプして突進していきます。どうもそれが彼の愛情表現みたいです。大きなメス犬は、けっこう優しいタイプが多いので、嫌がらずに相手してくれるんですよね。またそれがいいんだろうなあ。・・・やっぱりマザコンだ!
写真は、しなもんがひと目ぼれしそうになった素敵なデカわんちゃん。つかの間の出会いでした。